2016年8月13日土曜日

BlenderGISでDEMを3Dレンダリング

DEM(標高ラスタ)を高品質な3Dでインタラクティブに描画できるソフトウェアはあまり多くない。商用ソフトでは色々あり、今まで使った中ではSurferが手軽で高品質、また動画作成に関してはFledermausが良かった。しかしやはりOSS(オープンソース・ソフトウェア)で実現したいところである。そこで、3DモデリングソフトBlenderのアドオンであるBlenderGISを試してみることにした。

2016年4月25日月曜日

「前震」について統計から考えてみる (pandasを使った前編)

概要

USGSの震源データベースを使って、素人がPythonのpandasというプログラミング用のライブラリ習得がてら「前震」について考察してみた事案。誤差管理はしていないので、学部生レポート程度の大雑把な内容。
1976-2015年、マグニチュードが1以上大きな本震を伴った「前震」(☆)

2016年4月17日日曜日

Time Managerプラグインを使ったQGISによる時系列アニメーションの作成

4/14の熊本地震(M6)に端を発する地震活動は、16日に別府島原地溝の東へ飛び火し以降広い範囲で地震が群発し始めた。これを「震源が東に伸びていっている」と言った人がいたので、Hinet自動処理震源をQGISでプロットすることでどんなものか検証することにした。
必要な物は、震源データ、ベースマップ、そしてそれらをアニメーションとしてプロットする環境である。30秒の長きにわたるGoogle検索の結果、Time ManagerというQGISプラグインを見つけたのでそれを用いることにした。

2016年3月20日日曜日

MSI GS40 レビュー

2016年2月、2kg以下のノートPCとしては最もハイスペックな製品を買った。
MSI GS40 6QEという製品で、ジャンルとしてはいわゆるゲーミングノートの扱いになる。お値段は気を失っていたので覚えていない。購入したのはオーストラリアモデルで、日本国内でARKが販売している上位モデル(6QE-039JP)と同等スペックである。(値段もそんな感じなので察してほしい)

手にした実機の構成は以下のとおり。なかなか凄まじいスペックである。
サンプル袋に囲まれるGS40(手前・14インチ)とSVZ1311(奥・12インチ)

2016年2月28日日曜日

VEI - Volcanic Explosive Index

VEI (Volcanic Explosive Index)Newhall and Self (1982)によって提唱された、爆発的噴火の規模を表現する区分方法である。便利な指標として広く使われている(例えばスミソニアンの火山噴火データベース)が、原典の図はいわゆる"Paywall"の中でありオープンではない。

そこで見やすさと原図のレイアウトを両立しながら、原意を尊重しつつ日本語で作り直したものをこちらに置いておく (つまり本当の意味での原典には成り得ないが、できるだけ近づけた)。同様の図にはこちらにある宇井(1997)というものがあるようだが、そちらは書籍からの引用であり著作権的に不自由なのでこれを制作した。

なお、当然の事ながらこれらは80年台当時の知見の集積に基づいており、噴煙高度や噴出様式といった項目との対応関係は、現代においては細かな異論を差し挟む余地がある。然しながら大枠を塗り替えるには至っておらず、依然として有益な図である事には違いない。

原典となる文献:
Newhall, C. G., and S. Self (1982), The volcanic explosivity index (VEI) an estimate of explosive magnitude for historical volcanism, J. Geophys. Res., 87(C2), 1231–1238, doi:10.1029/JC087iC02p01231.

Newhall and Self (1982)に基づくVEI(火山爆発指数)の区分図(日本語版)。
イラストレーター用ファイル(.ai)はこちら
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
上図はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスとする。
(つまり出典さえ明記すれば、改変も行うことができる。)

2016年2月26日金曜日

動画で見る火山の爆発的噴火の様式


主要な3つの爆発的噴火様式

1. ストロンボリ式噴火 (ストロンボリアン / Strombolian)

  • [由来] 名前はイタリアのストロンボリ火山から。元祖の噴火の様子はこちら
  • [仕組] 火口まで上がってきたマグマが大気中に出て弾け、飛沫となって飛び散る。
  • [爆発] 短い間隔で、あるいは連続的に爆発が続く。
  • [噴出] 特徴的な噴出物はスコリアやスパター。低粘性な玄武岩質マグマに多い。
  • [PDC] 火砕流は基本的に発生しない。
  • [事例] 日本だと典型的なものは伊豆大島(1986)の割れ目噴火で見ることができた。
エトナ山(イタリア)は頻繁にこの手の噴火をすることで知られている。

2016年2月25日木曜日

城ヶ島に見られる海底火山裾野の堆積構造

城ヶ島では観察できるのは、主に火山性タービダイトからなる互層である。名称としては中新世の三浦層群であり、こちらも素晴らしい海底火山の地質を観察することのできる伊豆半島の白浜層群と同時期とされている。白浜層群には岩脈や溶岩流などproximalなものが沢山あるのに対し、三浦層群には殆ど(全く?)ないのでdistalなのだろうと思われる。当時の火山フロント(??)から50kmほど海溝側といった塩梅だろうか。